入院の経過(心療内科2023年夏②)

入院して約1週間が経過しました。

現在は、3食とラコール3回注入で1日トータル2200kcalくらい提供されています。しかし、こっそりラコールを捨てることもあるので、実際は1500kcalくらいだと思います。1日2回おやつタイムをするためにラコールを捨てています。1500kcalでも多いと感じていますが、身体が楽なことを思うとそれくらいは必要なのかなーと感じています。

ラコールの量は、入院当初は3パックでしたが、食事摂取量が安定しなかったため6パックに増えました。これがなかなかキツイ。常にムカムカしているような状態です。なので少し捨てちゃう…という感じですが半分以上は摂取できているし、おやつも食べてるし、ってことでいいよね、と思うようにしています。ただ、夜に2パックだと消灯までに終わらせるのがしんどい(ペースが速い)、翌日に響くということで夜は1パックに減らしてもらいました。

 

過食嘔吐してる時って、1日に何キロカロリー摂取しているか全くわかりません。ただ、徐々に体重が減少していくことを思うと1200kcalくらいだったのかなーと思います。いくら低血糖になるまで吐いていても、胃に入った瞬間から吸収されているんだなーと実感しますね。ただ、吐かなければ恐ろしくカロリーを摂取していたかも…と思うと、吐き出せていたことは(良くないけど)良かったと思います。

精神科に入院していた時は、下膳後こっそり吐いていました。でも、今は吐きたい、吐かなければならないという気持ちにはなりません。この2つの違いは何だろう、と考えましたが、自分で決めたかそうでないかが大きいと思います。精神科への入院は半ば強制的なものでした。そんな中で、治療は先生主導のもと進みました。体重を増やしたくない(治療を受けたくない)という気持ちが強い時に治療を受けるように言われても、反発は強くなるばかりでした。

今回の入院は、自分ので「体調を整えたい」という思いのもと入院したので、経管栄養や食事摂取に伴う体重増加も自然と受け入れることができています。ラコールも捨てると言っても半分以上捨てることはなく、一定量は注入できています。今までなら体重が増えたら痩せなければならない、という思いがふつふつと湧いてきて拒食or過食嘔吐するという流れでした。しかし、今回の入院では今のところ吐きたい・吐き出さないといけないという気持ちが湧かずに過ごすことができています。体重は入院前から2キロ増えています。入院前は脱水状態だったため、単純に水分が増えたのと食後に測定したため胃の内容物の重さだと思います(主治医の先生からも同様のことを言われました。)精神科に入院した時も同じような体重増加がありましたがその時はこんな風にはとらえることができず、精神的なダメージがかなり大きかったのを覚えています。また、今回入院中に同じような経過をたどっている方と出会えて、共感しあえたのも大きな出来事だと感じています。体型に対する認知の歪みからではなく機能的な問題から摂食障害(のような病態)を発症した、という経過が一緒で、同じように闘病している方に出会えたのは初めてでした。(もしこのブログを読んでおられる方の中で同じような経過をたどっている方がいらっしゃいましたらコメント下さるとうれしいです。)病気の話ができる、気持ちを共感しあえる人がいるというのは貴重な体験ですね。

診察はほぼ毎日、面談も週2回、週1回の回診にカウンセリングも実施、と診療体制もかなり充実しています。主治医の先生も本音を言えば外来を担当してくださっている先生が良かったのですが、話がしやすくて強要せずに私のペースを大切にしてくれている感じがして、安心して一緒に治療を進めていけていると感じています。

自分の記録用なのでとりとめのない文章ですみません。最後まで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。

心療内科と精神科の違いって?その3

心療内科で5回(現在5回目入院中)、精神科で2回入院した経験から、今回は入院の違いについて記載したいと思います。

心療内科の入院は所謂一般的な入院と一緒です。

  • 経鼻経管栄養導入目的
  • 経鼻経管栄養を止めるための食事摂取トレーニング目的(2回)
  • 体重減少に伴い経鼻経管栄養・全身状態の回復(2回)

上記の目的で5回入院しています(現在、3つ目の理由で5回目入院中です)。いずれも入院期間は2週間程度です。心療内科では、入院中基本的には毎日主治医の先生が病室まで診察に来てくれ、それに加えて週2回程度面談を実施しながら治療をしていく、という感じでした。経鼻経管栄養で体調を整えて日々の診察や面談で心理面も整える、という心身共に回復と調整をしてくれているという感じでした。あくまでも内科なので身体的なアプローチが主体ですが面談も実施して心理面・認知面でのアプローチもしてくれていました。

 

精神科の入院についてですが、私が入院したのは閉鎖病棟でした。(その病院には精神科は急性期の閉鎖病棟(と保護室)しかなく、開放病棟はありませんでした。なので、ここでの内容は閉鎖病棟での話になります。)ご存じの方も多いと思いますが、精神科病棟には持ち込めないものがあります。

代表的なものを挙げると

  • ひも付きの服、紐靴
  • 刃物類(剃刀や爪切りは看護師預かり、看護師監視下で使用可)
  • 鏡・陶器・ハンガー(ハンガーは病棟に用意されていました)
  • 電子機器(スマホは使用制限有り、ゲーム機・タブレット・PCは使用不可)

これ以外にも、綿棒・デンタルフロス・歯間ブラシも看護師預かり・看護師監視下で使用可、ウォークマンやラジオは看護師預かりで使用したいときに出してもらい消灯前に預ける等生活にかなり制限がありました。これだけでも不自由なのに、テレビやラジカセはホール(デイルームのような場所)に1台ずつしかなく、観ていても勝手にチャンネルを変える人やひたすらザッピングをする人がおり、集中してみることが困難な状態でした。(と言ってもみる気力すらないことの方が多かったのですが。)またホールはその時に入院している患者さんの雰囲気にかなり左右され、かなりにぎやかな時もあれば、それぞれが静かに読書や絵を描く等好きなことに取り組んでいる、という時もありました。閉鎖病棟のため、病棟の入り口は施錠されており、窓も開く幅(大体10㎝くらい)が限られており、外気を吸うこともままならないような状態でした。20時~21時のスマホタイムのみ病棟から出ることができましたが、そこも施錠された空間でした。閉鎖病棟だったので収容感と集団生活感はかなり強かったです。これらの傾向は精神科病院では未だによくあることだと思います。開放病棟の場合はもう少し自由が利く環境だと思います。

精神科の先生は病院に出勤していても毎日診察してくれるわけではなく、週に2回程度診察に来てくれる、という感じでした。私の入院していた精神科では、患者一人につき指導医・担当医・研修医がそれぞれ一人ずつ3人医師がチームで診るという体制でした。毎日診察してほしいわけではなかったのですが、先生といつ話せるのかわからない状態というのは結構ストレスでした。

精神科では摂食障害の治療というよりも、親子関係や環境改善のために愛着の問題について解消を図り、また、退院後の環境調整をするために入院していました。外来通院ではしっかり時間をとって両親と話ができないため、逆に入院であれば面談の時間を確保することができるため入院していました。私に対して、直接的な治療はもちろんですが、退院後の環境調整の方に重きを置いた治療がメインでした。2回目の入院では摂食障害(主に過食嘔吐への依存と体重増量)の治療がメインのはずでしたが、いろいろとハプニングが連続して適応障害を発症したため、急いで環境調整を行って退院することになりました。

 

心療内科は主に内科的な治療をメインに据えて、心理面の治療も並行して行っていくという感じ。あくまでも本人への治療です。精神科は精神状態の治療はもちろんですが、退院後の環境調整(家族等のサポート体制)を行うところが心療内科との大きな違いだと思います。退院後も同じ環境であれば結局は元の木阿弥、ということになるので、この環境調節は精神科治療においては重要だと思います。

以上が入院治療の違いでした。

また心療内科と精神科の違いを感じたら記事にしたいと思います。

精神科入院(2023年2~3月)その2

今回は、前回に続いて精神科での入院中の経過を書きます。

しんどかった…というのが正直なところで、精神科に対するただの愚痴、みたいになる可能性もありますが、私の感じたことを記したいと思います。

 

2月中旬、精神科に入院しました。ここに入院するのは2回目なので、何となく流れはわかっていました。

入院当日、外来の精神科受付で診療情報提供書を渡した後、まずはコロナのPCR検査を実施。次に血液検査・胸部X線・心電図の検査を受けました。これがなかなか時間がかかり、朝9時に受付をして終わったのが11時過ぎでした。それが終わって、入院形態の説明や同意書の記入を済ませるとついに病棟に案内されました。入院する病院の精神科は閉鎖病棟しかなく、病棟に案内=外界との関りを絶たれるということなので、緊張と嫌な気持ちが渦巻いていました。この時点で逃げ出したい気持ちがあふれていました。前回の入院でこのことがストレスになっていたためとても辛かったのですが、過食嘔吐から抜け出すために頑張る決意をしていたので何とか無事に?入院しました。

入院後の生活は、

朝6時起床

8時朝食

9時バイタルチェック

午前中に入浴(月・火・木・金の週4日のみ)

12時昼食

18時夕食

20時~21時スマホタイム

22時就寝

というスケジュールでした。毎日起床後に体重測定、毎食後2時間経管栄養のためベッド上安静。ベッド上安静は嘔吐予防のためでしたが、実際は経管栄養中はトイレ以外ベッド上から移動することはできませんでした。拘束具はつけられていませんでしたがある意味拘束だったと感じています。

毎朝の体重測定はとても苦痛でした。看護師から「体重増えましたね」「昨日より増えてますよ」等の言葉をかけられて、太った太ったと言われているようで、毎朝死にたくなったのを覚えています。精神科の看護師として、不勉強なのでは?と思ってしまうような言葉がけが多々ありました。中には、黙って測定して記録するだけ、毎日測定するのはしんどいよね、と言ってくれる方もいましたが、ほとんどの方が前述のような心をかき乱すようなことを言ってきました。摂食障害の患者にとって、体重の増減がどれだけ重要なのかをわかっていないな、と思われることが多々ありました。先生に、看護師にこんなこと言われてしんどい、毎日死にたい気持ちになる、と嘆くと、すぐに対応してくれて、体重測定は週2回になりました。

精神科は配置基準が他科よりも少なくて良いので、看護師の人数が少ないです。また、先生も毎日診察してくれるわけではありません。先生によっては話したい、と伝えないと先生が来てくれない、なんてこともあるようです。今回の入院では、研修医A先生、主治医B先生、指導医C先生(個人クリニックで診てもらっている先生)の3人の先生方で見てくださっていました。研修医のA先生は毎日、B先生・C先生はそれぞれ週2回程度診察に来てくださいました。(あくまでも私の入院していた病院の場合です。しかし、別の病院ですが心療内科に入院した際は毎日病室まで来て診察してくださいました。このあたりの違いは、「心療内科と精神科の違いって?その3」で書く予定です。)

入院5日目に下水管が破裂(この病院の精神科病棟はとても古いのです)。2か所あるうちのトイレ兼洗面台と洗濯室が使えない状態に。ちょうど洗濯をしようとしたときにそのことを知らされました。家族に負担をかけたくないので洗濯くらいは自分ですることにしていたので、洗濯ができない=家族に負担をかけることになる、という思いが強くなり、入院生活がしんどくなってきていたので退院することを看護師に伝えると、すぐにC先生が飛んできました。

家族に負担をかけたくない、働いているし、病気で入院していて普通に働けない・良い子供ではないのに、さらに負担をかけるなんて耐えられない。洗濯ができないなら退院すると伝えました。C先生からは、私が思っていることもわからなくはないけど、入院している家族を支えることは誰でも普通にやること。立場が違ってたら、〇〇(私の名前)さんもやるよね?全く負担がないとは言わないけど、だからってそれで家族のこと嫌いになったりはしないんじゃない?入院自体がしんどくなってきていて、洗濯ができないことを理由にして退院したいだけではないか?今退院しても元に戻る(過食嘔吐の依存から抜けられない)だけ、むしろ悪化すると思うし、入院時よりも肝臓の数値が悪くなっていて退院させることはできない。今回は心を鬼にして退院を阻止する。どうしても退院すると言い張るなら保護入院に切り替えることもある、と言われました。その後も私がいろいろといいましたが、先生は「うんうん」と話は聞いてくれるものの、私の考え方が歪んでいること、それは成育歴(愛着障害の診断も受けています)や病気(摂食障害抑うつ状態)がそういう考え方にさせていること、そういう面も治療していかなければならない、ということを言われて、退院は認めてもらえませんでした。しかし、話したことで、予定していた先生と母との面談を早めてもらえるようになりました。

長くなったので今日はこの辺で。

精神科入院(2023年2~3月)その1

2月某日~約4週間、摂食障害の治療のため精神科にて入院治療を受けました。

今回は入院までの経過と薬の記録です。

 

昨年の9月に体重が減ってから、通院のたびに入院の話が出ていました。ただ、その時は自宅で経管栄養を実施していたこととアルバイトを始めたりして前向きに動き出している時期だったこともあり、「入院して治療した方がいいけどねー」くらいの軽い感じで話しが出る程度でした。10月に大腿骨を骨折した時に通院した際には「飛び降りたのかと思った」といわれました。かなりびっくりされましたが、急いだ末に転倒して骨折したことを伝えると安心?されていました。調子はそこまで悪くなかったのですが体重減少と肝臓の数値が3ケタで体調面での不安があったため、毎週通院することになりました。毎週通院が1か月ほど続き、体重も減ることなく安定してきたので12月からは隔週での通院となりました。

過食嘔吐は骨折後3週間程度はやめられていました。食欲が落ちていた&歩行困難な状況だったので、過食嘔吐がしたいという衝動になることもありませんでした。しかし、自宅内を杖なしで移動できるようになってからは再び過食嘔吐をするようになっていました。車でスーパーまで行って、カートを支えにして大量に買い物をして帰宅する。そして過食嘔吐する、という毎日でした。この時、過食嘔吐ができない環境になるまでは一生抜け出すことはできないんだな、と感じました。

その後も隔週での通院が続いていましたが、年明けの後期試験のタイミングで再び体重減少。この時は後期試験のストレスから、過食嘔吐も激しくなっていました。米を5合炊いて(1回に炊飯できる最大量)ひたすら食べて吐く、ということを繰り返していました。そのエピソードを正直に話したところ、春休みになったタイミングで入院して治療しようと強く打診されました。過食嘔吐に依存している状態から抜け出すには自力ではかなり難しさがあること、体重が減ってきている・肝臓の数値が悪化しておりこれ以上は身体的なダメージが大きくなること、環境調整が必要なこと。この3点を挙げられました。考えて1週間後に返答してほしい、と言われ一度持ち帰りました。この時は過食嘔吐から抜け出したい気持ちがとても強かったのですが、前回の入院がしんどかったこともあり、外来で治す方法はないか相談しました。が、今まで外来でやってきてよくなるどころか悪化している状態。身体的なダメージが出始めていてこれ以上は見過ごせない、また、私が同意しない場合は家族に相談して医療保護入院の形での入院も考えている、と言われました。すぐには返答できなかったので、また次週にということで、入院を決意するまで2週間以上かかりました。入院することが決まってからも毎週通院していました。生存確認と入院に向けての治療計画の相談、といった感じでした。毎回「入院に前向きになった?」と聞かれましたがそんな風になれるはずもなく、入院の直前の診察まで「入院したくない」と言っていました(入院には同意しているので任意入院の形で入院しました)。私の場合は、精神科の個人クリニックに通院していて、そこの主治医が大学病院の勤務医をされており、その大学病院での入院なので個人クリニックの主治医の先生が入院中も担当してくれます。なので、普段の通院の中で入院中の計画の話ができたのです。少し特殊なケースだと思います。

薬の記録。

昨年の12月に調子が悪くなってから、オランザピンを再開しました。食欲が増す・代謝が悪くなり太るので飲みたくなかったのですが、気分変調の激しさや衝動性・攻撃性が増している等の症状があり、入院よりマシだと思って飲んでほしいと言われて服用していました。1か月ほどは頑張って飲みましたが、異様な食欲が怖くて勝手に飲むのをやめてしまいました。2月に入ってから薬を飲んでいないことを伝えると、そんな気はしていたと先生にはバレていました。衝動性は一定落ち着いていたので頓服として使用することになりました。先生と相談して、不安時はアルプラゾラム、それ以外の症状の強い時はオランザピン、予防的(遊びに行く等のイベントの前)にはアリピプラゾールを服用していました。副作用が強く出るタイプなので、薬はあまり飲みたくなくて我慢できないくらいしんどくなってから服用するので、結果的にオランザピンを飲むことが多かったです。薬については人それぞれなので種類や服用方法については主治医と相談してくださいね。

 

入院までの経過は上記のような感じでした。2月中旬から3月末まで入院予定でしたが、入院中にいろいろとあり予定より2週早く退院しました。

入院中の経過については次回以降で記載したいと思います。

心療内科と精神科の違いって?その2

前回、書き忘れていたことを思い出したので追記をしようと思ったのですが、ボリュームが多くなりそうだったので、その2です。

前提として、私は大学病院の心療内科と個人クリニックの精神科に通院にしています。心療内科では摂食障害、精神科では気分障害をメインに診てもらっています。

二つの診療科の違いについてもう少し詳し触れたいと思います。

大きな違いは診察時間です。

私の通っている心療内科の外来再診の診察時間は15~20分です。どの患者さんもこの時間は確保されており、その時間枠で予約されています。薬の処方はもちろんですが、診察時間内で心理療法的な治療を受けています。先生と自分の抱える問題点について、会話をしながら認知面の改善や問題解決能力を身に付けていく、という感じです。また、私は診察とは別に心理療法として心理士さんとの箱庭療法・カウンセリングを受けています。心理士さんによる心理療法も効果的だと思われたため、先生から提案してくださり、心理療法を受けることができ、その効果は私自身も実感しています。

私は自分のことを言葉で表現することが苦手です。そのため、箱庭療法を用いて言葉ではない方法で自分を表現して、それを心理士の先生と言語化していくことで言葉で表現する練習をしています。内省できることと言語化して表現することができそれを聞いてもらえる・相談できることで、すこし変わってきたように感じています。

対して、精神科の再診の診察時間は長くても5分程度、ということが多いのではないでしょうか。(これは医師の問題ではなく診療報酬等でそうならざるを得ない状態だからだと思います。)私の場合、まず初めに「特に何もありません」「調子は悪くないです」のどちらかしか言いません(言えない、言いたくないせいもあります)。そこで、顔色が悪いとか調子が悪そう、と先生が判断したらいろいろと質問してくれてそれに答えながら診察が進みます。本当に調子が悪い時は30分程度先生と話をすることもあります。調子が良い時は通院しない(精神科患者あるある)なので、通院=調子が悪いということで大体15分くらいかかります。私の通っている精神科の個人クリニックは予約制ではなく受付順なので、待ち時間はまちまちです。私みたいに時間がかかる方もいれば、5分もかからずに診察が終わる方もおられます。一律に5分ではなく、柔軟に対応してくれているのはありがたいですね。

以上が心療内科と精神科の診察時間の違いでした。

その3として入院時の違いも書けたらと思っていますが、需要はあるのかしら?自分の記録用にまた書きたいと思います。

入院しています(心療内科2023年夏①)

現在、心療内科に入院中です。お題目としては経鼻経管栄養目的の入院です。

経管栄養のみなら今までの経験があるので外来でチューブを入れて自宅療養をすればいいのですが、

  • 体重が先生と決めた基準を下回った
  • ケトン体が出ていた
  • 上記の2つが理由で経口摂取が難しくなっていた
  • 夏休みの間にしっかり体調を整えておきたかった

これらが大きな要因となり入院することになりました。体重が基準を下回ったことが一番大きな理由です。この体重を下回ると自力での回復が難しい、ということで基準を決めていたので、あっという間に話が進みした。夏休みであるこのタイミングで入院して充電しておくことが今後のためにも必要ではないか、と先生からも言われました。

定期通院の際に入院することが決まったのですが、病棟が込み合っているらしくなかなかベッドがあかない、とのことで、入院まで1週間以上待ちました。その間に体重は1キロ程度減ってしまいました。

4月から学校も2年目が始まり、順調に通学していました。7月末から1週間のテスト期間があり、そこでかなり消耗してしまいました。それまで過食嘔吐は日によっては1日3回していたのですが、チューブ吐きとはいえ吐くことがしんどくて食べなくなりました。そうすると、吐くとはいえ摂取できていたカロリーが摂取できなくなる、回数が減るわけですからエネルギー枯渇状態となり自然と体重が減りました。体重維持を目標とするところまで心理的に回復していただけに体重減少は良い意味でも悪い意味でも衝撃がありました。維持できていたのに減ってしまった、という気持ちと、純粋に体重が減ってうれしいという気持ちが入り混じっていました。

入院して数日。体重を元に戻すため、経管栄養も利用しています。初めはなかなか気持ち悪さのため経口摂取ができませんでしたが、経管栄養で確実に栄養が入っていることと胃腸が動き出したことにより少しずつ食べられるようになってきました。目標はチューブを抜いて退院すること、で主治医の先生と話しています。

治療の経過をリアルタイムでブログに書く日が来るとは…という感じですが、今感じていることを記録できるのは自分にとってもいいことだなと感じています。

また、ちょこちょこ入院の経過を書けたらと思っています。

大腿骨骨折の経過~完治とその後

大腿骨顆部骨折の経過です。

受傷からおよそ1ヶ月が経過しました。体重をかけると少し痛むのと捻るような動作で痛む程度で、安静にしていれば痛むことは殆どなくなりました。

今回は診察前にレントゲン撮影をしてから先生の診察がありました。

レントゲンでは、やはり明確な骨折線はないがこれかな?という線が見えるとのこと。不全骨折、という状態(所謂ヒビが入った状態)だそうです。治ってくるとレントゲンに骨折している部分が白く写る(新しく骨ができた部分)ようになるかなー、という話もありました。今回のレントゲンではそういうのは見られないけど、骨が割れてきている兆候もなく、痛みも退いていることから順調に回復しているとのことでした。レントゲンの結果と痛みの経過から、1/3荷重(体重の1/3なら荷重しても良い)の許可が出ました。といっても、まだまだ松葉杖とは縁が切れません。今後の方針としては1週毎に荷重を増やしていき、杖なしで歩けるようにしていくということになりました。

どれくらいが1/3なのか、どうやって荷重するのかを練習するために、リハビリを受けることになりました。機能訓練室という名のリハビリ室にて体重のかけ方を練習しました。平行棒内に立って、両足の下にそれぞれ体重計を置きその上に乗ります。少しずつ左足に体重をかけていき、体重の1/3を荷重した感覚を体得するという原始的な方法でした。週に1回ずつ1/2、2/3と荷重を増やしていき、杖なしで歩行できるようになりました。杖なしでの歩行になり、シーネ固定から装具(支柱付きサポーター)に変わりました。装具になってからも2週間ほど夜間はシーネ固定、日中は装具という感じで痛みがなくなるまでは装具とシーネを併用していました。

通院は週に1回、2週間に1回はレントゲン撮影を実施し、装具になってからは2週間に1回の通院でした。最終的には痛みなく可動域制限も問題なくなったため、通院は終了となりました。

その後、骨折したことも忘れて生活していました。今年の5月下旬ごろから何となく骨折した時と同じ部分に違和感を感じはじめ、少しずつ痛むようになってきたので先日整形外科を受診しました。レントゲンとMRI撮影を実施。レントゲンは問題ありませんでしたが、MRIでは外側半月板の損傷が判明しました。ただ、痛むのは内側なので、原因は不明。膝を曲げたときにクリック音はする?と聞かれ、その場ではしないと答えましたが、帰宅してから確認するとカチッと音がしました。これがクリック音か、と思いましたが痛みはないので今のところ大きな問題はないと思います。外側半月板の損傷については、現在痛みはなく可動域制限もないことから様子観察ということになりました。クリック音や違和感・痛みが増すようなら通院してね、ということでした。

通院終了まで約4か月かかりましたが、外側半月板の損傷はあるもののほとんど後遺症もなく治りました。レントゲンでは問題なかったのに強い痛みが引かず、すぐにMRI撮影をして骨折を見つけてくれた先生のおかげだと思っています。良い先生に出会えて本当に良かったです。

このブログで大腿骨骨折~完治までの経過は一旦終了です。