心療内科と精神科の違いって?その2

前回、書き忘れていたことを思い出したので追記をしようと思ったのですが、ボリュームが多くなりそうだったので、その2です。

前提として、私は大学病院の心療内科と個人クリニックの精神科に通院にしています。心療内科では摂食障害、精神科では気分障害をメインに診てもらっています。

二つの診療科の違いについてもう少し詳し触れたいと思います。

大きな違いは診察時間です。

私の通っている心療内科の外来再診の診察時間は15~20分です。どの患者さんもこの時間は確保されており、その時間枠で予約されています。薬の処方はもちろんですが、診察時間内で心理療法的な治療を受けています。先生と自分の抱える問題点について、会話をしながら認知面の改善や問題解決能力を身に付けていく、という感じです。また、私は診察とは別に心理療法として心理士さんとの箱庭療法・カウンセリングを受けています。心理士さんによる心理療法も効果的だと思われたため、先生から提案してくださり、心理療法を受けることができ、その効果は私自身も実感しています。

私は自分のことを言葉で表現することが苦手です。そのため、箱庭療法を用いて言葉ではない方法で自分を表現して、それを心理士の先生と言語化していくことで言葉で表現する練習をしています。内省できることと言語化して表現することができそれを聞いてもらえる・相談できることで、すこし変わってきたように感じています。

対して、精神科の再診の診察時間は長くても5分程度、ということが多いのではないでしょうか。(これは医師の問題ではなく診療報酬等でそうならざるを得ない状態だからだと思います。)私の場合、まず初めに「特に何もありません」「調子は悪くないです」のどちらかしか言いません(言えない、言いたくないせいもあります)。そこで、顔色が悪いとか調子が悪そう、と先生が判断したらいろいろと質問してくれてそれに答えながら診察が進みます。本当に調子が悪い時は30分程度先生と話をすることもあります。調子が良い時は通院しない(精神科患者あるある)なので、通院=調子が悪いということで大体15分くらいかかります。私の通っている精神科の個人クリニックは予約制ではなく受付順なので、待ち時間はまちまちです。私みたいに時間がかかる方もいれば、5分もかからずに診察が終わる方もおられます。一律に5分ではなく、柔軟に対応してくれているのはありがたいですね。

以上が心療内科と精神科の診察時間の違いでした。

その3として入院時の違いも書けたらと思っていますが、需要はあるのかしら?自分の記録用にまた書きたいと思います。