心療内科と精神科の違いって?

心療内科と精神科って何が違うの?って思うことありますよね。

今回は摂食障害の治療について両方に通院・入院経験がある私が感じている違いを書きたいと思います。あくまでも私の通院している病院の場合であり、私の主観なので、違うよ、ということもあると思いますがご了承ください。

 

心療内科と精神科両方に通院している経過は過去の記事に書いていたと思うので簡単に。3年前に異食をすることがあり精神科を受診し始めました。その時は摂食障害はなく、強迫性障害抑うつ傾向との診断でした。2年前に精神科でもらっていた薬の副作用で生理が止まってしまい、変薬をしたところ、次はその薬の副作用で食事が摂れなくなりました。そして脱水症で入院。いつまで経っても食欲不振と吐き気が続くことから、入院していた病院の系列病院の総合診療科を紹介されて原因を探ることに。総合診療科では入院という体制(形態?)はなく、心療内科で入院することに。その時は機能性ディスペプシアとの診断でしたが、体重減少に伴い摂食障害を発症。

現在は、精神科では気分障害の治療をメインに、心療内科では摂食障害をメインに治療してもらっています。ただし、精神科の先生も摂食障害であることを見過ごせないとのことで、少しブッキングしているところもあります。

では、両者の違いというか特徴です。

心療内科では、主に身体の所見がメインです。精神的なアプローチよりも内科的な症状を改善することに重きを置いているようなイメージです。私の通っている心療内科では「医療に何を求めるのか」ということを先生に良く言われます。何を求めるのかを私が自分で考えて(もちろん考える手伝いや選択肢は提示してくれます)、治療は私のペースに合わせて進んでいく感じです。摂食トレーニング目的の入院や血液検査・体重等によって入院することもありました。

精神科は身体所見よりも、どうやって食べるか、過食嘔吐の依存から如何にして抜け出すのかということに焦点が当てられています。そのために環境調整が必要なら入院、体重増加や依存から抜け出すことを目的とした入院という感じでした。私の意志というよりも先生のペースで進んでいく感じがありました。精神科は本人の同意がなくても入院させることができる、人の行動を制限できる科です。なので、先生が必要と感じた場合は入院の方向へ話が進み、入院治療する、という感じでした。摂食障害の治療に関しては強引な部分があると感じています。

私の場合、心療内科は大学病院、精神科は個人病院(担当の先生は大学病院勤務医)なので、個人でクリニックとして心療内科・精神科と標榜している病院とは少し違っていると思います。主観としては、心療内科の先生は内科が得意で精神科の先生は身体ではなく精神(心ではない)を診ている感じです。

憂鬱で気が滅入る等の精神的な症状が表に強く出ている場合は精神科、身体症状が強い場合は心療内科を受診するのが良いのではないか、というのが個人的な意見です。

ただ、いろいろな方が仰っているように、しんどい時はどちらでも良いので医療機関を受診することが大切だと思います。先生方は自分の領域ではないと思ったらしかるべき科に紹介してくれます。

よくわからない感じになりましたが、2つの科の特徴でした。