大腿骨骨折の経過~完治とその後

大腿骨顆部骨折の経過です。

受傷からおよそ1ヶ月が経過しました。体重をかけると少し痛むのと捻るような動作で痛む程度で、安静にしていれば痛むことは殆どなくなりました。

今回は診察前にレントゲン撮影をしてから先生の診察がありました。

レントゲンでは、やはり明確な骨折線はないがこれかな?という線が見えるとのこと。不全骨折、という状態(所謂ヒビが入った状態)だそうです。治ってくるとレントゲンに骨折している部分が白く写る(新しく骨ができた部分)ようになるかなー、という話もありました。今回のレントゲンではそういうのは見られないけど、骨が割れてきている兆候もなく、痛みも退いていることから順調に回復しているとのことでした。レントゲンの結果と痛みの経過から、1/3荷重(体重の1/3なら荷重しても良い)の許可が出ました。といっても、まだまだ松葉杖とは縁が切れません。今後の方針としては1週毎に荷重を増やしていき、杖なしで歩けるようにしていくということになりました。

どれくらいが1/3なのか、どうやって荷重するのかを練習するために、リハビリを受けることになりました。機能訓練室という名のリハビリ室にて体重のかけ方を練習しました。平行棒内に立って、両足の下にそれぞれ体重計を置きその上に乗ります。少しずつ左足に体重をかけていき、体重の1/3を荷重した感覚を体得するという原始的な方法でした。週に1回ずつ1/2、2/3と荷重を増やしていき、杖なしで歩行できるようになりました。杖なしでの歩行になり、シーネ固定から装具(支柱付きサポーター)に変わりました。装具になってからも2週間ほど夜間はシーネ固定、日中は装具という感じで痛みがなくなるまでは装具とシーネを併用していました。

通院は週に1回、2週間に1回はレントゲン撮影を実施し、装具になってからは2週間に1回の通院でした。最終的には痛みなく可動域制限も問題なくなったため、通院は終了となりました。

その後、骨折したことも忘れて生活していました。今年の5月下旬ごろから何となく骨折した時と同じ部分に違和感を感じはじめ、少しずつ痛むようになってきたので先日整形外科を受診しました。レントゲンとMRI撮影を実施。レントゲンは問題ありませんでしたが、MRIでは外側半月板の損傷が判明しました。ただ、痛むのは内側なので、原因は不明。膝を曲げたときにクリック音はする?と聞かれ、その場ではしないと答えましたが、帰宅してから確認するとカチッと音がしました。これがクリック音か、と思いましたが痛みはないので今のところ大きな問題はないと思います。外側半月板の損傷については、現在痛みはなく可動域制限もないことから様子観察ということになりました。クリック音や違和感・痛みが増すようなら通院してね、ということでした。

通院終了まで約4か月かかりましたが、外側半月板の損傷はあるもののほとんど後遺症もなく治りました。レントゲンでは問題なかったのに強い痛みが引かず、すぐにMRI撮影をして骨折を見つけてくれた先生のおかげだと思っています。良い先生に出会えて本当に良かったです。

このブログで大腿骨骨折~完治までの経過は一旦終了です。