精神科入院(2023年2~3月)その1

2月某日~約4週間、摂食障害の治療のため精神科にて入院治療を受けました。

今回は入院までの経過と薬の記録です。

 

昨年の9月に体重が減ってから、通院のたびに入院の話が出ていました。ただ、その時は自宅で経管栄養を実施していたこととアルバイトを始めたりして前向きに動き出している時期だったこともあり、「入院して治療した方がいいけどねー」くらいの軽い感じで話しが出る程度でした。10月に大腿骨を骨折した時に通院した際には「飛び降りたのかと思った」といわれました。かなりびっくりされましたが、急いだ末に転倒して骨折したことを伝えると安心?されていました。調子はそこまで悪くなかったのですが体重減少と肝臓の数値が3ケタで体調面での不安があったため、毎週通院することになりました。毎週通院が1か月ほど続き、体重も減ることなく安定してきたので12月からは隔週での通院となりました。

過食嘔吐は骨折後3週間程度はやめられていました。食欲が落ちていた&歩行困難な状況だったので、過食嘔吐がしたいという衝動になることもありませんでした。しかし、自宅内を杖なしで移動できるようになってからは再び過食嘔吐をするようになっていました。車でスーパーまで行って、カートを支えにして大量に買い物をして帰宅する。そして過食嘔吐する、という毎日でした。この時、過食嘔吐ができない環境になるまでは一生抜け出すことはできないんだな、と感じました。

その後も隔週での通院が続いていましたが、年明けの後期試験のタイミングで再び体重減少。この時は後期試験のストレスから、過食嘔吐も激しくなっていました。米を5合炊いて(1回に炊飯できる最大量)ひたすら食べて吐く、ということを繰り返していました。そのエピソードを正直に話したところ、春休みになったタイミングで入院して治療しようと強く打診されました。過食嘔吐に依存している状態から抜け出すには自力ではかなり難しさがあること、体重が減ってきている・肝臓の数値が悪化しておりこれ以上は身体的なダメージが大きくなること、環境調整が必要なこと。この3点を挙げられました。考えて1週間後に返答してほしい、と言われ一度持ち帰りました。この時は過食嘔吐から抜け出したい気持ちがとても強かったのですが、前回の入院がしんどかったこともあり、外来で治す方法はないか相談しました。が、今まで外来でやってきてよくなるどころか悪化している状態。身体的なダメージが出始めていてこれ以上は見過ごせない、また、私が同意しない場合は家族に相談して医療保護入院の形での入院も考えている、と言われました。すぐには返答できなかったので、また次週にということで、入院を決意するまで2週間以上かかりました。入院することが決まってからも毎週通院していました。生存確認と入院に向けての治療計画の相談、といった感じでした。毎回「入院に前向きになった?」と聞かれましたがそんな風になれるはずもなく、入院の直前の診察まで「入院したくない」と言っていました(入院には同意しているので任意入院の形で入院しました)。私の場合は、精神科の個人クリニックに通院していて、そこの主治医が大学病院の勤務医をされており、その大学病院での入院なので個人クリニックの主治医の先生が入院中も担当してくれます。なので、普段の通院の中で入院中の計画の話ができたのです。少し特殊なケースだと思います。

薬の記録。

昨年の12月に調子が悪くなってから、オランザピンを再開しました。食欲が増す・代謝が悪くなり太るので飲みたくなかったのですが、気分変調の激しさや衝動性・攻撃性が増している等の症状があり、入院よりマシだと思って飲んでほしいと言われて服用していました。1か月ほどは頑張って飲みましたが、異様な食欲が怖くて勝手に飲むのをやめてしまいました。2月に入ってから薬を飲んでいないことを伝えると、そんな気はしていたと先生にはバレていました。衝動性は一定落ち着いていたので頓服として使用することになりました。先生と相談して、不安時はアルプラゾラム、それ以外の症状の強い時はオランザピン、予防的(遊びに行く等のイベントの前)にはアリピプラゾールを服用していました。副作用が強く出るタイプなので、薬はあまり飲みたくなくて我慢できないくらいしんどくなってから服用するので、結果的にオランザピンを飲むことが多かったです。薬については人それぞれなので種類や服用方法については主治医と相談してくださいね。

 

入院までの経過は上記のような感じでした。2月中旬から3月末まで入院予定でしたが、入院中にいろいろとあり予定より2週早く退院しました。

入院中の経過については次回以降で記載したいと思います。