脱水で入院の退院後〜転院(経鼻経管栄養導入まで)

脱水で入院、の退院後の経過です。

便宜上、今まで入院したり通ったりしていた病院をA病院、この記事で新しく通い始めた病院をB病院としています。(現在主に通院したり入院したりしているのはB病院です。精神科はまた違う病院です。)

 

祖父死去の為急遽退院になり、退院の次の日には一泊二日で葬儀に参列。2日でメイバランス1本とスポーツドリンク500mLのみ。新幹線での移動、宿泊、葬儀の参列、何より祖父の死で心身共にダメージが大きかったです。帰宅後は倒れ込むように眠りました。

葬儀から帰宅後の翌日、A病院の内科の通院でした。血液検査に尿検査。血液検査はそこまで数値は悪くないけど、尿検査ではケトン体が再び出ているとのこと。点滴の事をカルテに書いておくから、食事が取れなかったら受診するようにとの指示がありました。この日は入院中と同じハルトマンとビタメジンの点滴をしてもらいました。

翌日、忌引き明けで出勤。周りの職員の皆さんにお礼とお詫びをしながら、何とか仕事(介護系で身体使う)をしました。食事が出来ていないのでふらふら。休んでる間に事務仕事が溜まっていたので残業して帰宅。玄関で靴を脱ぐのに座ったら動けなくなりました。その後の記憶は残ってません。気づいたら翌朝で下着姿で布団に横たわっていました。復帰したものの発熱と倦怠感の為その後2日間休むことに。(2日間、何とか通院して点滴をしてもらいました。)体調も少し落ち着き、これ以上休む訳にはいかなかったので再び出勤。早めに出勤して事務仕事を片付けましたが、現場に入るために立ち上がるがふわふわして全身に力が入らない感じがありました。休憩中、主任に呼ばれて体調を聞かれました。体調はそれほど良くないが、出勤したからにはパフォーマンスを落とさず退勤時間まで働く旨伝えました。主任は身体を大切にしてほしいけどそこまで言うなら…とその場では早退は一旦保留になりました。が、休憩していたら総主任から呼ばれて、早退するように言われました。この時はとても悔しかったし怒りすら覚えました。自分で働けると判断して出勤してるし仕事中はやる事はやってたのに、という思いで泣きながら帰りました。(自車通勤です。)この日が最後の出勤日になるとは思っていませんでした。

週明けにA病院に通院し、状態が変わらず食事や水分がとれない事を伝えると入院の方向で話が進みましたが、ベッドが満床の為入院出来ず。ひとまず血液検査と点滴(ハルトマン・ビタメジン)。明日も点滴に来る様にとの事でした。

翌日の診察で、今までの検査の結果では食欲がなくなる病気を示すような異常は無い、年齢的にこれだけ食べられないのはおかしい、この病院でできる検査はやり尽くした、ということで紹介状をもらい違う病院(B病院)を受診する事になりました。

数日後、紹介先のB病院へ。予約から大きくずれ込み2時間ほど待ってやっと診察。今までの経過や今の状態、仕事や私生活の事を聞かれました。先生からは、食べないというのはある意味自殺行為だよ、医療に何を求めてる?食べられないならどうやって栄養をとる?と言われました。病院に行けば治ると思っていた私は、医療に何を求めているか聞かれても何と答えていいかわかりませんでした。何も答えられずにいると、栄養を摂る方法として、中心静脈栄養にするわけにはいかないし、胃ろうってわけにもいかないから、鼻から胃までチューブを入れて栄養を入れることが提案できるかなぁ、と先生。ここで、鼻から胃までチューブを入れる事を選択しない=自殺を選ぶという事になる、とやんわり言われていることに気づいた私。つまり、選択肢は一つしかなくて、死にたくなかったら先生の言う通り鼻から胃までチューブを入れて栄養剤を流し込むしかないのだと理解しました。食欲が回復するまで点滴で様子を見ることはできないか、と聞いてみたものの、そんな猶予はないし点滴ってポカリみたいなものだからね、と先生。

ということで、自分で食事をするということができなかったので、成り行き上(?)というか、この病院を受診してこの先生に診てもらった時点で経鼻経管栄養を導入することが決定したわけです。

ただ、決心するまでにそれなりに葛藤はありました。鼻からチューブを入れてまで生きなければいけないのか、そこまでしなければいけない状況なのか。鼻からチューブを入れることに抵抗がある(痛い・苦しいんじゃない?)。とにかく、入院したくない、これ以上職場に迷惑をかけるわけにはいかない。でも、毎日にように点滴に通うのもしんどいし、点滴の限界も感じている。まだ死にたくない。

チューブを入れることに対して抵抗があること、でも、それ以上にしんどかったりまだ死にたくないことを先生に伝えました。だから、チューブを入れてみようと思う、ということも伝えました。先生は、「死にたくない」ということに関しては良かった、と本当に安心してくれて、チューブを入れることに関してはサポートしていくので頑張っていきましょうか、と応援する姿勢を示してくれました。入院したくない、と伝えていたので、外来でチューブを入れてみるかと提案されましたが、私が???となっているのを読み取った先生がやめておこうと提案を自ら却下し、入院が決定しました。

もし飲めたらチューブを入れなくてもよくなるし試してみよう、ということでイノラス(経腸栄養剤)を処方してもらい、この日の診察は終了。入院手続きをして帰宅しました。入院は2週間後の予定で、それまでに外来を入れるかどうか、という話が出ましたが、きっと状況は変わらないことが予想されるため必要ないと思うと話し、次に先生に会うのは入院後ということになりました。

数日後、A病院に通院。もともと予約が入っていました。先生に結果を報告(系列病院なのでカルテは共有されており、先生は見ることができます)。経鼻経管栄養をすることを伝えると「攻めた治療するなあ」と先生。「でも、点滴もいつまでも続けられないからなあ」とも。「イノラス飲んでみてどうだった?」と聞かれたので、まずくて飲めなかったことを伝えると、「違うの処方しようか?」と。でも、きっとそういう問題ではない気がするので丁重にお断りしました。入院日が未定なので、ひとまず一日おきに受診するように指示され(しんどかったら毎日)、入院日が決まってからはその日までの予約を入れてくれて点滴を受けました。

入院するまでの2週間は身体的にはとてもしんどくて、精神的は「これから鼻からチューブをいれるのか」という不安でいっぱいで長い長い2週間でした。

 

経鼻経管栄養導入時の入院の記録は結構残している(しんどかった、しか書いてませんが…)ので、またアップしたいと思います。

ブラケット装着から約半年経過

久しぶりに歯列矯正の記録です。

3月下旬に上の歯にブラケットを装着してから約半年が経過しました。見た目的には、毎日見ているとあまり変化がないように感じていましたが、矯正前の写真と比較すると並んできたかな?という感じです。ちなみにハーフリンガルなので、上の歯はリンガルブラケットで、装置は形状的にクリッピーLだと思われます。

歯の痛みについてはほとんどありません。調整した日から1週間程度は何となく違和感がある感じがしますが、痛みは今のところ感じていません。装置のためなのか、ワイヤーが細いからなのか、食事をあまりしないからなのかは不明ですが、それでも歯は動いているので安心しています。

ワイヤーが舌に刺さって痛い、というのは数回ありました。これはもらっていたワックスを付けて対処。そのうち気にならなくなりました。何度か経験した後は、ワイヤー調整時に念入りにワイヤーの端をチェックするようにしています。

あとは、ブラケットが外れるというのも数回ありました。これは歯並びが悪すぎたことが原因だと思われます。少し並んできた今は外れることはなくなりました。私が通っている矯正歯科はブラケットが外れても痛みがなければ次の調整日までそのまま…という方針なのですが、気になる&結構舌に刺さるので付け直しに行っていました。調整日が近い時はそのままにしていましたが。

リンガルブラケットで戸惑ったことを少し記載しておきたいと思います。

やはり、最初は発音に戸惑いました。舌足らずな感じになりました。特にさ行、ら行は何を言っているのかわからない感じでした。気を付けて発音していたので、周りの家族や友達からは特に気にならない、言われるまで気にしてなかった、と言われました。発音については最初の1~2週間程度で慣れました(あくまでもハーフリンガルで個人的な感想です。フルリンガルについてはまた違うと思います)。歯磨きについては、想像していたよりも鏡で確認することができるということでした。全然見えないと思っていましたが、大きく口を開ければ意外と良く見えるものです。一本ずつ確認しながら、歯ブラシ→ワンタフトブラシ→歯間ブラシの順で磨いています。時折、ブラケットがついていない面を電動歯ブラシで磨いて時短したりしてします。

下の歯にはまだブラケットがついていません。右上5番の歯が少し内側に生えており、移動待ちをしているところです。そこがもう少し動けば下の歯にもブラケットがつく予定です。

歯並びが変わったことで隠れていた虫歯が顔を出しました。これって普通の歯医者で治療してもらえるのでしょうか…。表面なので診てもらえそうなのですが、装置がついてるので一度確認した方がいいですね。どうせ予約取らないといけないわけで電話するので確認し見ましょう。今なら小さそうだし浅そうなので今のうちに治療してしまいたいです。

経鼻チューブが入っている状態で矯正歯科に通院したわけですが、(一応受付やマスクを外す前にチューブが入っている旨断っておきましたが)全く気にする様子はなく治療してもらえました。皆さん口腔内しか見ていませんでした。歯医者なので当たり前ですね。それに、きっと先生は大学病院での勤務経験があるので見慣れているんでしょうね。衛生士さんなんて「しんどくなったらいつでも言ってくださいね」なんて声をかけてくれました。受信前に、断られたらどうしよう…なんて思っていましたが、杞憂に終わりました。

早く上の歯が並んで下の歯にもブラケットが着くといいのですが。まだまだ先は長そうです。

久しぶりの入院(入院2日目以降~退院)

2日目以降~退院までは大きく変わりなく経過したので、ざーっと記録してきます。

栄養剤は、朝・昼・夕 ラコール2パック 計1200kcal。

食事は、ハーフ食という名のメニューで先生曰く、全量摂取で1100kcalだったかな?とのこと。f:id:youharuo:20220927161858j:image

栄養剤の注入については、以前、自宅でできるようにこの病棟で入院して練習した経緯があり(下書き記事が見つかったのでまたアップします)、最初に看護師さんに手技を確認されOKをもらってからは、時間になったら物品を用意してもらって自分で注入するスタイルでした。おかげで(?)、本当はいけませんがこっそりとトイレに栄養剤を流して摂取カロリーを減らす、なんてことをしていました。

食事はほぼ食べられず。食べると吐き気がするのと、やっぱり食べることに抵抗があるので食べられず。大体1~2割程度の摂取量でした。担当医の先生には5割を目指そう!と言われていましたが、主治医の先生は食事をとることの難しさを感じ取ってくれていたようで、今回の入院では食事についてはこだわらないことにしよう、と言ってくれました。食べると吐き気が強くなる、食べると吐きたくなる(吐き出さないといけないと思ってしまう)、大きくはこの2つの理由から食事を摂りたくないと思ってしまうのですが、ある意味これは食べない理由づくり、という面もある気がしていました。ただ、今回の入院時は身体が食べ物を受け付けない状態にまでなっていたのも事実で、そこから脱するため・ある程度体力をつけるために経鼻経管栄養を再導入したわけです。

少し話は脱線しますが、私の場合、①食欲が減退する→②あまり食べられなくなる→③もっと食欲がなくなる→④食べられなくなる→⑤拒食→⑥食べ物を受け付けなくなる→⑦食べる体力がなくなる→⑧自力では回復できなくなる、という流れで食事というか栄養摂取ができなくなります。⑦⑧に至るまでに回復に向かえば入院や経鼻経管栄養は避けることができます。今までに、この流れを断ち切るために、また、この流れに入らないように食事摂取トレーニングなるものをしたこともあります(失敗・成功どちらもありました)。この流れに入ってしまうと、抜け出すのに時間がかかったり、また、自力で抜け出すのは難しかったりします。なので、この流れに入らないようにすることが大切なのですが、ちょっとしたストレスや外的要因で食欲って減退してしまうんですよね…。

入院に話を戻します。

薬について。1日目に眠剤以外は一旦やめた、と記載しましたが、結局、胃の痛みと便秘があり、タケキャブ10㎎と酸化マグネシウムは再開しました。吐き気止めは頓服で数回もらうことはありましたが、常用するほどではありませんでした。

体重へのこだわりについて。入院中に顕在化した、というか、やっぱりすごく気にしていたんだ、と再認識した感じです。(私の場合は体系と体重はあまり結びついていなくて、数字が少ないのが嬉しい、数字が増えるのは嫌だという感じです。なので、体重が増える=太るということとは少し違う感覚です。)入院中は主治医の先生が測定日を水曜日と日曜日の2回に設定しており、その日以外は測らないと先生と約束をしました。デイルームでいつでも測れるし、誰かが測っているのを見ると自分も測りたくなるけれど、そこはぐっと我慢。毎日先生が来てくれるたびに、体重が気になること、測りたくて堪らないこと、増えていたら…と不安なことを相談していました。担当医の先生からは、そんなにきになる?でも、気になるのに測るのを我慢できているのはすごいことだよ。と褒めてもらえました。主治医の先生からは、我慢できててえらいやん。とこちらも褒めてもらえました。私の摂食障害は所謂摂食障害とは少し違っていて、体重が減食したことによって摂食障害様の症状を呈している。これはそういう研究があり、体重が戻れば摂食障害も治るという研究結果がある。〇〇さん(私のこと)が感じている通り、所謂摂食障害とは少し違っているんじゃなかい、というのはそういうことで、〇〇さんの場合はこういうことだと考えられるけど、ただ、体重へのこだわりが出てきている。体重については、心理療法を併せて治療していこう(現在同じ病院でカウンセリングを受けています)、という話になりました。

退院まで大きな変更はなく、経過しました。

経鼻経管栄養だとラコールの処方ができないということで、退院2日前に急遽エレンタールに変更になりました。1日4袋1200kcal(カロリーはラコールと一緒です)。エレンタールは1回300mLなのですが、1時間で落とせるようになりました!うれしい誤算です。一日4回なのでラコールより1回注入回数は多くなるのですが、1回の時間は半分以下なので2時間以上短縮されます。タイムスケジュールを組んでみましたが、何とか回っていきそうでした。

今回の入院で、今後の治療については大きな進展はありませんでしたが、現在の病態を知ることができたこと、病識が芽生えたこと、チューブを受容できたことは大きな進歩かなと思います。今までは、自分は病気ではないと思っていましたし、チューブなんて抜いてやると思いながら過ごしていました。今は、チューブを使いながら生きていくということを受容できている気がしています。チューブを入れてまで生きなきゃいけないのか、なんて思っている方もいると思いますが、私も同様のことを思う時もあります。いつか普通に食事ができるようになりたい、という気持ちと、当分はチューブでいいやとチューブに依存してしまっている気持ちと現在は3:7くらいです。体重が増えてもいいんだ、吐かなくてもいいんだ、と思える日が来ることを信じて、生きていこうと思います。

久しぶりの入院(入院1日目)

今回は入院中の経過の話です。

1日目が今後の経過を決めたりと盛りだくさんだったので、1日目だけでいったんまとめました。

ちなみに、書き忘れていましたが、今回の入院は5月に入院していた精神科ではなく、以前から継続通院していた別の病院・診療科です。(以前、食事摂取トレーニングをしていた病院と同じ病院です。)

 

外来で経鼻チューブを入れてもらい、帰宅後は一日に※ラコール3袋(600kcal)を目標に注入していました。それ以外は水のみ。それでも栄養が入ると、多少は元気になりました(※この時のラコールは新しく処方してもらったわけではなく、経口摂取で処方されていた余りの分を注入に回して使用していました(主治医に許可はもらっていました)。経鼻経管栄養でのラコールの処方は制度上できない事になっているので疑問に思われた方がいたらそういう理由です。)

といっても、久しぶりに栄養を直接胃に注入するわけで、そんなにスムーズにいくわけがなく…、元々ラコールを注入or経口摂取した際には胃が熱くなるような感覚もありました。なので、半分に希釈して3時間程度かけてゆっくり注入していました。幸い夏休み期間で時間はたっぷりありましたし、しんどすぎて注入以外何もできない状態でしたので何時間かかっても大丈夫でした。注入後、それが(カロリーが)許可できず嘔吐する、ということはなく、「これは必要最低限の栄養なんだ」と自分に言いきかせていました。

外来通院の翌日に病院から連絡があり、翌々日からの入院が決定。

電話があったその日にPCR検査を受けに行き、急いで入院準備を完了させました。

そして、入院当日。なぜか、病院に行く時間に大雨。タクシーで病院まで。この病棟には4回目の入院。病棟も看護師さんもお互いに大体把握しています。説明も簡単なものでした。身長・体重を計測して病室へ。窓側の見晴らしの良いベッドでした。

荷物を床頭台にしまっていると看護師さんが来られ、検温・血圧測定、食事の聞き取り(何が食べやすいか等)、普段飲んでいる薬について聞かれ、薬とお薬手帳を提出。ここで、食事についてはご飯より麺類の方が良い?と看護師さんから提案してくれて、はい、と答えました。ふりかけも持ってきていたけれど、ご飯は食べられる気がしていませんでした。そもそも、食事が摂れるかどうかわからない状況でしたが…。今日のお昼は普通食が出るけど、先生に伝えておきますね。とのことで、食事に関しては少し希望が持てるようになる。ちなみに、入院前に先生には、1400kcalで肉抜きの提供にしてもらっていました。入院中の経管栄養の使い方については、この時点では主治医の先生と話ができておらず、どのように使っていくのかはまだ不明な状態でした。

そうこうしている間に、あっという間に昼食の時間に。初日は、いたって普通のメニュー。ほぼ食べられず。主治医の先生とも話せていなかったので、経鼻チューブからの栄養もなし。入院のために朝の注入もできていなかったので、ほぼ絶食状態が続いていました。

15:00過ぎに主治医と担当医(研修医)の先生が来られました。今回はこの二人の先生が担当してくださるとのことで挨拶に来てくれました。入院まで家での様子を聞かれ、1日ラコール3パック入れるつもりで取り組んでいたが、食事摂取はほどんどできなかったことを伝えました。今までの経験から、ある程度体重が増えたり、チューブからカロリーが入って体力が回復しないと食欲が戻ってこない、という感覚があるということも伝えました。そしたら、主治医の先生から、入院期間中にできるだけ多くのカロリーを入れて体重を増やさないといけないね、とのこと。チューブをメインに使いながら食事も摂れたら摂る、という方向でやっていきましょうという話になりました。

栄養剤については、ラコールを毎食2パック400kcal×3回、1日1200kcal。

食事については、麺類に変更したけど、麺類は完食しても一日1100kcal程度と普通食に比べて少ないから、頑張って食べてほしいと言われる。

薬については、漫然と飲んでいる気もしていたので、主治医と相談して一旦やめて様子を見てみることにしました。(眠剤のみ継続)

夕食後からラコールの注入が開始になりましたが、400mLを2時間!?それは無理だー(泣)って言ってたら、看護師さんが自己調節して良いですよってことで、大体3時間で落とすことに。それでも速い気はしましたが、嘔吐・逆流・下痢もなく無事終了しました。(この日の夕食はまだ麺類ではなく普通食でした。ほぼ食べず。)

今回の入院は外来でずっと見てもらっている先生が主治医になってくれているので、とても安心感がありました。

1日目は長くなりましたが、この後は特に検査もなく同じ日々が続くので、さらーっと記載していきたいと思っています。経鼻チューブについて、私の思いの変容なんかも記載できればと思っています。

長くなったので、また次回。

久しぶりの入院(入院前~入院まで)

台風で休講になったので、入院記録を忘れないうちに。

入院前~入院になるまでの経過です。

前回・前々回の記事を記録用にまとめたようなものになっています。

 

今回の入院は主に栄養摂取ルートの確保が目的でした。

入院前はほとんど何も口にできない状態でした。処方されていたラコールも臭いで飲めない状態。唯一、口にできたのは自分で作ったバナナミルクスムージーでしたが、それすら許可できず飲んでは吐き出す状態でした。(嘔吐はするので電解質、特にカリウムの数値が下がる原因になっていました。)

7月下旬~8月上旬にかけて体重が増加し、はじめは許容できていると思っていたけれど、やはり許容できておらず。試験のストレスと相まって、過食嘔吐が加速。試験期間は、試験勉強もそこそこに1日に4回以上過食嘔吐を繰り返していました。時間管理と濯ぎをしっかり行っていたからか、体重増加はなく、恐らく電解質のバランスが狂っていることから来るしんどさはあったものの、何とか試験はすべて受けることができました。(試験期間中何度も倒れるかと思いましたが…。)

試験終了後、結果が出るまでは夏休み。この期間が、実は一番ストレスでした。何もやることがない。よし、過食嘔吐しよう。という流れに。ただ、試験期間中よりも回数は減り、1日2~3回程度。ただ、だらだら食べたり一回の量が多かったように思います。この頃は感情の起伏が激しく、チューブ吐きではなく、指吐きで血が出るまで吐かないと満足できない状態だったり、自傷行為で指を骨折したりと過食嘔吐以外の問題がありました。自傷行為希死念慮、衝動的に飛び出し・飛び降りたくなる、急に泣き出す、急に不安になる、ハイテンションやけんかを売りたくなる等の症状があり、精神的に非常にしんどい時期でした。これらの症状は、自傷行為で指を骨折して以降は多少落ち着きました。

2週間後、試験結果が発表されて無事に全教科パスしたことがわかると、急に食欲がなくなりました。残暑で夏バテになっていたのも関係あるかと思います。体重が増えたから〇〇kgまで減らさなければならない、と思っていたのでこれ幸い、と一気に拒食に転身しました。最初に書いたように、朝食にカリウム補給のためにバナナミルクスムージーを飲んでいたのですが、それすら許可できず嘔吐するようになりました。そうなると、もう何も食べられず、常に吐き気が強い状態に。もう食べようと思っても何も受け付けなくなりました。水以外は受け入れられない状態で約1週間過ごし、3キロ減。(危険なので真似しないでくださいね。)ふらふらで、何も考えられないし、何も手につかない状態でした(なので精神状態は落ち着いた…?)。

そして、通院の日。これまでの経過を伝えると、入院の対象に。やはり、血液検査・尿検査の結果はもちろんですが、1週間で3キロ減という減少スピードの速さと食事が摂れない状態というのが決め手になったのだと思います。

今回の入院では、経鼻経管栄養で栄養摂取を行うことになりました。具体的なチューブからのカロリーや食事からのカロリーは入院してから決めることに。

ひとまず、この日は外来で経鼻チューブを入れてもらい、入院までの期間は自宅で1日600kcal(※ラコール3袋)を入れることで帰宅することに。カロリーを摂ることに非常に抵抗がありましたが、このままでは死ぬかもしれないとも思い始めていたため、チューブが入ったことで安堵して帰宅しました。(経鼻栄養は以前にも導入していたことがあるので、自己管理は問題ありません。)

 

以上、入院までの経過でした。

次回は、入院中の経過を記載したいと思います。

入院してました

タイトル通り、入院してました。純粋に体調不良で、です。

前回の記事の最後に、1週間で体重が3キロ程度減った…と書きました。そして、その後の通院で、食事(ラコールも)が摂れない状況であり体重の減るスピードが早い、低体重である、って事で入院の対象になってしまいました。血液検査の結果と尿検査でケトン体が出ていた事が決め手になったのだと思います。

学校の授業の都合で入院は避けたかったのですが、主治医の先生と今後の事(学業や将来の事)も含めて話し合った結果、ベッドが空き次第入院(先生は、明日にでも入院できないかなー、と言ってました苦笑)となりました。早期入院のワードを何度も繰り返して言っていた主治医の先生。今回はそれだけ入院が必要な状態なんだ、と思う次第でありました。

その後は、入院の為の検査(心電図、胸部X線、血液検査は診察前にしたので不要でした)と入院センターで申し込みをして帰宅。1日仕事でした。

翌日病院から連絡があり、翌々日からの入院が決定。横になっていることすらしんどい状態だったので、入院が決まって安心しました。これで快方へ向かう…と期待がもてました。

学校の方は先生に相談したところ何とか対応してもらう事ができ、休学せずに済みました。本当にありがたいことです。学校の柔軟な対応に感謝しかありません。

2週間程度入院加療し、今は体調も安定しました。入院前を考えると、よくあの状態で試験を受けたり、車を運転したりしていたなぁ、と思います。よく生きていたな…と。よく(?)「摂食障害は死ぬ」と言われますが、今回と初めての入院のきっかけになった時の2回は、今振り返ると死んでいてもおかしくはなかったなと思います。

入院の経過とか興味ある人いるのかしら?気力が有ればまた記載しますが、後期授業が始まるのでのんびり更新になると思います。ゆっくりですが、お付き合いいただければ幸いです。

拒食へ移行か!?

半月程前の記録ですが、下書きに残ってたしせっかくなのでアップします。摂食の状況身体状態、精神状態は今とはまた少し違っていますがこれも記録ということで。

学校はお盆休みから引き続き短い夏休みです。夏休みは2週間。大学時代は2ヶ月とか休みだったのでそれに比べると専門学校、特に私が通っているのは3年制それも夜間なので夏休みは短いですね。

8月の2週目から夏休みに入ったのですが、夏休みになってすぐに精神が崩壊しました。崩壊という表現が正しいかはわかりませんが、希死念慮、自殺企図、自傷行為過食嘔吐等がエスカレート。眠れなくても大丈夫!むしろ元気だよ!というハイな状態かと思えば、衝動的に電車のホームや建物から飛び降りたくなったり、自分を傷つけて落ち着こうとしたり、死にたくなったり…と思ったら次の瞬間ハイになったり、というのを1日の内に繰り広げる状態。日内変動が激しかったです。

この間に、自傷行為で指を骨折。自傷したかった気持ちの時は満足しましたが、その後ハイになると指の痛みも感じない状態で、自分でもちょっと(いや、かなり)異常だなと感じました。自害する方法をとても具体的に考えては化学的物理的に可能か考えたり、自傷行為も骨折してからは外傷を負わないような方法をとって実施するようになりました。過食嘔吐は回数が増えて、今まではチューブオンリーだったのが指吐きで出血するまで(大量じゃないですよ)吐いてからチューブに切り替える状態に。

何故この様な事になったのか。体重の増加とテストのストレスかなぁと考えています。体重の増加は薬の副作用と考えられたので先生に相談せず飲むのをやめました(勝手に薬を止めるのは危険なので真似しないで下さいね)。最初は増えた体重を受け入れられると思っていたのですが、やはりどうしても数字として抵抗があり受け入れられなかったのです。飲むのやめた薬は、気持ちを安定させる薬だったので、急にやめた事もあってか日内変動がえらい事になった訳です。

体重はあえて吐ききっていない為、何とかキープしており、吐いた後の低血糖も予防できていました。なんせ通院(血液検査がある)期間がちょっと開くので、その間にぶっ倒れないように、という事で自己統制ですよ。(いや、全く統制できてないし、そんな所統制しなくていい。)

しかしながら、この後、テストの結果が出て安堵すると夏バテになり一気に拒食になりました。唯一食べられる物も一旦食べてはやっぱり許容出来ず吐き出してしまう、過食衝動はあるものの吐くことがしんどい(チューブ吐きすらしんどい)と感じるようになり、ほとんど食べられなくなりました。ラコールも匂いで胃液を嘔吐し全く飲めず。体重は1週間程で3キロ減りました。

そして、迎えた通院の日。結果はまた次回の記事で。