チューブ吐きについて

チューブ吐きを推奨している訳ではありません。インターネットで検索すればチューブ吐きの方法は沢山出てきますので、ここには記載していません。あくまでも私の過食嘔吐の記録、私の場合について記載しています。チューブ吐きをされる方は自己責任で行って下さい。

 

自己誘発性嘔吐をし始めたのは昨年の12月中旬。所謂、指吐きで行っていました。最初は全く吐けませんでしたが、徐々に吐けるようになりました。吐けると気分もスッキリする為、吐いてスッキリするために過食をするようになりました。1月になり、指を入れてもなかなか吐けなくなりました。早くもスランプです。どうしても吐くことの気持ち良さが忘れられず、また、2月頭に抜歯の予定もあったのでチューブ吐きの方法を調べてチューブを購入。シリコンチューブ(内径8mm、外径10mm)でしたが、初日は飲み込めず、えずいた勢いで普通に嘔吐。次の日は嘔吐しながらも無理矢理突っ込んでみると、喉を通ってしまえばスルスルと胃まで入りました。身体を傾けただけで面白いくらい胃の内容物が出てきて、今まで苦しみながら吐いていたのは何だったのかと思いました。

チューブ吐きが出来る様になってからは過食量と回数が増えました。今まで拒食だった反動か、狂ったように食べてはチューブを使って吐く、ということを毎日3〜5回繰り返し、過食嘔吐で1日が終わっていきました。

内径8mmのチューブでは麺類は詰まりやすくて抜き差しが多くなり、また、濯ぎが終わるまで時間がかかることから、内径10mm・外径14mmのシリコンチューブを購入しました。シリコンとはいえ、チューブ厚が2mmあると硬く感じ、実際に飲み込む際はかなり喉に圧を感じました。でも、スルスルと勢いよく殆ど詰まらずに出る感覚は快感でした。

太いチューブはシリコンといえども硬いのである程度の長さを入れると胃の壁にあたる感覚があり、あまり深くまで入れられません。(多分無理矢理入れると胃を傷つける。)なので、今は太い方である程度濯ぎまで行い、最後に細い方でもう一度濯ぐ、という形で行っています。太い方だけでは濯ぎが十分でなかったのか体重が増えてしまったので、細い方で入念に行うようにしています。

指吐きをしていた時は、吐きだこができない様に歯があたるところに絆創膏を貼ってビニール手袋をはめていました。素手よりもビニール手袋をした方が嘔吐反射は起こりやすかったです。

私はパン(食パン・菓子パン)、スイーツやお菓子、麺類(うどん以外)、ご飯、魚、豆腐がメインなのでこれ以上太いチューブは必要ないかな、と思っています。パンやスイーツだけなら内径8mmで十分な気もします。詰まりやすいのはやはり麺類です。水分をとりながら食べる様にしていますが、咀嚼が不十分だとチューブが詰まります(これは他の食材でも一緒ですね)。肉類やパスタは食べないのでわかりません。ご飯やあんこは濯いでも濯いでも出てきます。生麺やノンフライ麺、乾麺、チョコレートも沈んで残りやすいです。しかしながら、チューブ吐きなのでしっかり濯げば殆ど出し切ることはできます。チューブ吐きをし始めてからは食べる順番はあまり気にしなくなりました。ただ、急に高カロリーな物が入ると血糖値が急上昇してしまうので、心太や豆腐をゆっくり食べてから他の物を食べています。

 

今はチューブ吐きが出来ない状況では食べる事が出来ません。依存性が高く、きっとこれからもチューブを手放す事は難しいと思います。吐けない事がとても辛かったので、チューブ吐きをせずにはいられなかったと思います。チューブ吐きが出来てよかった、という気持ちもありますが、それは同時に抜け出せなくなることを意味していました。

もし、これからチューブ吐きをしようと思っている方がいるなら、吐けないことがどれだけ辛いかわかるので止めはしませんが、手放せなくなることを覚悟して下さい。そして、まだ病院に行ってないのだとしたらチューブに手を出す前に一度受診してみて下さい。食べて吐くというのは普通ではありません(医者に言われました)。病院に行っても何も変わらないかもしれませんが、身体・精神の状態を診てもらえます。必要なら血液検査もしてくれます。色んな先生がいるので、自分には合わないと思ったら違う病院に行けばいいのです。ドクターショッピングは良くない、なんて意見もありますが、精神科で合わない先生に診てもらうことは苦痛でしかないと思います。(ドクターショッピングを推奨している訳ではありません。)1人で乗り越えるのは難しいので、誰かを味方につけて下さい。私は精神科の主治医から、治すことを諦めてないし(私が半分諦めてると言ったのでこういう表現をされたのだと思います)時間はかかるかもしれないけど一緒に治していこう、と言ってもらえたことで、この異常な私を受け止めてくれる人がいると思えました。何が言いたいのかわかりませんね…。偉そうにすみません。

 

結局のところ、私の場合はチューブ吐きで吐けない辛さからは脱することが出来ましたが、根本的な解決には至っていません。むしろ、摂食障害を助長している状態です。

長くなってしまいました。最後まで読んで下さった皆様ありがとうございます。これからも摂取障害の状況について記載していこうと思います。